挙筋短縮法(挙筋前転法)

重度の眼瞼下垂にも有効とされている挙筋短縮法。その手術法やメリット・デメリットについて解説しています。

眼瞼下垂の手術 ~挙筋短縮法~

目を開けるための筋肉である眼瞼挙筋を切って短縮し、まぶたを開きやすくする治療法です。主に腱膜性眼瞼下垂に適用されます。

挙筋短縮法

x挙筋短縮法は、古くから行われている眼瞼下垂の手術です。ただし、まぶた内部にあるミュラー筋を傷つける危険性が高いため、現在ではあまり推奨されていない、昔の術式といえます。

挙筋短縮法には、経皮法と結膜法があります。経皮法はまぶたの皮膚側を切開する方法で、比較的ダウンタイムは少ないものの、手術の跡が残ってしまいます。

お花のイラスト結膜法はまぶたの裏側を切開する方法で、傷跡が残らないという利点があります。経皮法の場合は、二重まぶたの手術を同時に行うことも可能です。

日帰りで手術が可能です。目元を濡らさなければ洗顔や洗髪、入浴は手術の2日後から可能です。抜糸は通常1週間前後で、抜糸の翌日からメイクもできます。

挙筋短縮法のメリット・デメリット

【メリット】

  • 挙筋腱膜を直接短縮するため、重度の眼瞼下垂の場合でも治療が可能
  • 古くからある治療法なので、臨床的な効果についても証明されている。

【デメリット】

  • 手術の際、体全体につながる筋肉であるミュラー筋を傷つけてしまう可能性があるので、高度な技術が必要とされ、医師選びが重要になる。
  • まぶたの皮膚側からアプローチする経皮法の場合はとくに、ダウンタイムが長くなる(1~2週間)。
  • 医師の技術によっては、左右差が現れたり、目が閉じられなくなるなど、仕上がりに差が出たり、トラブルが生じることも。

挙筋短縮法の手術を受けた人の口コミ

  • まぶたを持ち上げてコンタクトレンズを装着していたため、まぶたの皮膚が徐々に伸びて下がってきてしまいました。眼科健診ではもっと目を開けるよう指摘されたこともあります。まぶたがたるみ、黒目にかかって見えにくくなってしまったのでついに手術を決意しました。手術前の麻酔は痛くなかったです。施術は90分ほどで終了。術後はとても自然な二重になって満足しています。
  • 子どもの頃はパッチリした二重だったのに、眼瞼下垂のせいで徐々に一重になってきてしまいました。アレルギー体質だったので、よくまぶたをこすっていた事が原因のようです。挙筋短縮法の施術を受け、術後の現在は以前より視界が広くなったので良かったです。
  • 挙筋短縮法の施術を受けたのですが、術後すぐに目が大きくなっていたのには驚きましたね。施術を受けておいて本当に良かったです。
  • 以前に先天性の眼瞼下垂で左眼だけ切開法の手術を受けましたが、最近になってまたまぶたがたるんできたので手術を受けることにしました。施術中は先生が手術に関する説明や声かけをしてくれたのでリラックス出来ました。術後の現在はまだ完全に腫れは引いてませんが、以前より改善されています。今後が楽しみですね。
  • 加齢のためパッチリしていた二重まぶたがたるみ、目の形が三角形になってきてしまいました。そこで手術を決意。術後はほとんど腫れなかったので驚きました。ダテメガネをかけることもなく、翌日は普段通り出社。長年の悩みが嘘のように改善し、視界が広くなってとても快適です。

眼瞼下垂の手術 ~挙筋前転法~

挙筋短縮法と同じ考え方の手術方法ながら、信州大学の松尾教授が提唱した眼瞼下垂の手術法で、「松尾式」とも呼ばれる挙筋前転法。とくに、腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)の治療に効果があるとされています。

腱膜性眼瞼下垂とは、目を開けるための筋肉である「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」と、まぶたの縁にある皮脂の分泌腺「瞼板腺(けんばんせん)」に付着している部分「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」が、伸びたり緩んだりすることでまぶたが開きにくくなる症状をいいます。

お花のイラストこうした状態の挙筋腱膜を瞼板に固定するのが挙筋前転法です。挙筋短縮法と同じく、腱膜性眼瞼下垂に適用されます。

手術時間は1~1.5時間ほどで、日帰りが可能ですが、術後は腫れが出るので、サングラスを持参するのがおすすめです。

目の周り以外のメイクや洗顔は手術の翌日から、目の周りのメイクは抜糸1週間前後からできます。シャワーなら翌日から、入浴は1週間後から可能。飲酒と激しい運動は、1週間は控えたほうがいいでしょう。

挙筋前転法のメリット・デメリット

【メリット】

  • 眼瞼挙筋や挙筋腱膜を切らず、また、交感神経が関与している神経組織であるミュラー筋を傷つけないので、生理的な改善が見込める
  • 同時に二重まぶたの手術も可能。

【デメリット】

  • 手術の際にまぶたを切るので、腫れや内出血、傷の赤味など、ダウンタイムが長引くことがある(軽い人は1~3日ほどだが、強い腫れが1~2週間続くのが一般的)。
  • 高度な技術を要するとされ、医師の技術力によって仕上がりの自然さや効果の持続、ダウンタイムの長さに差が現れるので、医師の見極めが必要。

挙筋前転法の手術を受けた人の口コミ

  • まぶたが重く、くぼみもあったので疲れていると思われることが多かったのですが、挙筋前転法の手術を受けてからはそれが解消され、周囲に疲れを指摘されることもなくなったので良かったです。
  • 施術中は医師が声を掛けてくれたので心強かったです。現在、施術してから1ヶ月が経ちましたが、凄く悩んでいた眼瞼下垂や逆さまつげが嘘のように解消されました。
  • 麻酔は一瞬だけ痛かったのですが、お陰で施術中はあまり痛みを感じずに済みました。術後は、眼瞼下垂の影響で出来ていた額の深いシワが改善し、肩こりに悩まされることもなくなって快適に過ごせています。
  • 術後は、まつげエクステを付けた時のまぶたの重たい印象がなくなり、目を開けやすくなりました。パッチリした目元になり、まつげエクステが似合う目元になったので嬉しいです。
  • 年齢もあり美容外科での手術には抵抗がありました。しかし、久々に会った友人にまぶたのたるみを指摘され、思い切って手術を受けることに。術後はまぶたが少し腫れましたが、痛みはほとんどありません。以前は自然と目が細くなって頭がボーッとして働かなかったのに、今は視界が広くなったせいか、頭の中がスッキリしています。お陰で心まで明るくなったし、緊張感や集中力も保てるようになりました。
目瞼下垂の手術を得意とする病院一覧